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アフガニスタンの若者が、新しいそしてもっと明るい未来の舞台を作る

2007年10月16日カブール(赤十字赤新月国際連盟IFRC)

第4回年次アフガニスタン赤新月社(ARCS)ナショナルユースキャンプが最近カブールで開催された。この催しの目的は、若者が母国とお互いについて、そして他人の生活を向上させるために何ができるかを、応急処置を学び病気についての意識を高めるなどして、学ぶことができるようにすることにある。

キャンプの初日に、助けるために手を差し伸べるということについて、劇形式で発表するために舞台が設けられた。色彩豊かな背景幕と国際赤十字赤新月運動の紋章の前に、24人の北部アフガニスタンからのボランティアの若者が登場し、劇が始まった。

第1幕:アフガニスタンは山が多く、快適な気候と美しい風景をもち、そして人々は暖かくて客を歓待する。アフガニスタン人は働き者で様々な民族グループからなり、それぞれ自分たちの言語を持っている。しかし、彼らを一つにしている共通点は、彼らが皆アフガニスタン人であるということだ。

第2幕:この平和な国は、権力をめぐる争いが人々の間に紛争を引き起こしたときに、恐ろしい時代に突入した。アフガニスタン人がかつて知っていた平和と幸福が、内戦の時代にとって代わられた。毎日爆発があり、美しい都市が廃墟となり、人々は常に脅え、多くの人が国を離れた。人々は助けを望み必要としているが、誰が彼らを助けることができるのか。

第3幕:アフガニスタン赤新月のボランティアの若者グループが、必要とされる助けを提供するためにやって来る。彼らは、負傷者に応急処置を施し、弱い人々に手を差し伸べ、戦争で離ればなれになった家族の再会を手伝う。これらの活動はすべて、誰にでもわけ隔てなく提供される。

メッセージは若いボランティアたちが重要な奉仕を行い、赤十字赤新月運動の未来を代表しているということである。赤十字赤新月運動は、中立、不偏の人道ネットワークであり、コミュニティに力を与え、人々の苦しみに希望と、尊厳と衡平をもって応えていくために活動している。

このARCSユースキャンプには全国から若者がカブールに集まり、話や知識や経験を交換する。国際連盟からの資金援助、技術援助のおかげで、彼らは赤新月社の活動について深く学ぶとともに、国立博物館や動物園、映画館などに出かけることもできる。

今年の学校の夏休み期間中に、111名の女子を含む361名のボランティアの若者たちがイベントに参加した。

「ユースキャンプは国内の他の地域の同年代の若者を知る素晴らしい機会です。」と18歳のRoma Mohammadiは語った。彼女はアフガニスタン南西部の不安定なヘルマンド州から来ている。

「キャンプでは、いかに女子が尊敬され男子と同様に扱われているかを見ました。女子は自分たちの考えや意見を表明する権利を持っていますが、これは他の場所では必ずしもそうではありません。」

アフガニスタン北部のバルフ州から来た彼女の仲間のRahima Qiasiは別の個人的経験を持っていた。

「私は何も制限はありません。学校に行き、大学で教育を受け続け、まったく問題なく仕事を見つけることもできます。市内の他の女子もほとんどが私と同じ機会を持っています。」と彼女は語った。

男女の役割がキャンプで討論された唯一の問題ではなかった。若者たちは自国の未来について自分たちのアイデア、思い、そして希望を語り合い、そして自分たちの個人的な目標や抱負についても話し合った。

それぞれの部族の言葉もわからないかもしれない、国内の別々の場所から来たにもかかわらず、彼らは自分たちが教育を受けて同胞であるアフガニスタン人がより良い生活をできるように助けたいという共通の目的を持っていることを発見した。

「私はアフガニスタン全土にすべてにわたる平和を見たい。そしてすべての人々が共に幸せに生きるのを見たい。」とRomaは語った。「それが私の心の奥底からの願いです。」

Romaや彼女の仲間の一部にとって、キャンプに参加するのは初めてのことであったが、彼女たちは非常に楽しかったと語った。Romaは、自分の慣習や伝統について新しいことを学び、新しい友人もできたと語った。

彼女は赤新月社の経験によって、自分が成功できる可能性があることも分かったと語った。

4日間のユースキャンプは笑顔で始まり、涙で終了した。ボランティアの何人かにとってはお互いに緊密な関係を築いた後でさよならを言うのはつらいことであった。

「あなたがどこにいようとも、これから先、あなたは友人です。」とRomaは仲間のボランティアの一人に、人類愛のために共に働くという真の精神をもって、語った。