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次の収穫期の計画作りのために種子生産者がカブールで会合

2007年10月29日カブール(FAO)

カブールにあるFAO会議室において、参加形式のワークショップが、2007年10月20日に開かれた。2007/08収穫期のための生産計画を最終決定するために、アフガニスタン全国から60人もの種子生産者が集まった。参加者は民間企業、NGO、そして農業研究と種子の繁殖をしている政府機関からも招かれた。このワークショップは、「品種と種子産業開発プロジェクト」によって企画された。同プロジェクトはFAOと農務省が共同で、5年間で1千万ユーロに達するEUからの資金援助を受けて実施している。

アフガニスタンの種子産業の分野における最近の発展は、2005年に採択された「国家種子政策」に沿ったものである。この政策は種子生産者に国家種子委員会への登録を義務付け、種子の生産に当たり早期世代の種子を使用することを求めている。さらに、彼らが農家に販売する次世代の種子は、国際的な品質基準に従って公式に承認されなければならない。それらの品質基準は農場及び研究所で、認められた種子の試験方法でテストし確認される。この承認制度によって、農民が作物を植えるための最高品質の種子を受取ることを保証し、劣悪な品質の種子を売ろうとする恥知らずな生産者から農民を守ることができる。

このワークショップの目的は、生産者に自由に穀物の品種と必要とするその量、そして来年生産販売する承認済み種子の量、を選ぶ機会を与えることにある。生産者たちが情報に基づいた決定を行えるように、FAOは全国の州レベル及び地区レベルの品種の選択、種子の需要に関するリアルタイムの市場調査データーと結果を提供した。農民が実際に必要とするものに合うよう、出来る限り正確に種子生産の需要と供給の両サイドを確実にマッチさせるためである。

ワークショップの4つの作業部会の結果がひとつの新しいシーズンの基本生産計画に統合されたが、それはとくに種子生産者、品質管理職員、マーケティング業者にとっての参考資料、手引きとして使用される。22種類の改良品種の合計で335トンの親種子が種子生産者によって購入されることになり、その結果2008年には9千トンの承認小麦種子がアフガニスタンの農家に販売されることになる。これは小麦の商業生産用の7万2千ヘクタールの農地をカバーするのに十分な量である。

全国の生産者を集結して自発的に共同種子生産計画と品質管理対策に賛成させるというのはものすごい成果である。それはアフガニスタンが組織された全国的な種子産業の発展に向けて本当に歩み始めていることをはっきりと表している。