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アフガニスタン:武装解除プログラム延長

2007年10月31日カブール(IRIN)

当局によれば、アフガニスタン政府はすべての非合法武装集団を解体するプログラムを4年間延長することにした。2005年6月に6万人以上の武装した民兵の武装解除、動員解除、社会復帰(DDR)を完了した後、ハミド・カルザイ・大統領の政府は非合法武装集団の解体(DIAG)を2007年末までに完了させることを確約していた。

「政府はDIAGの期限を2011年まで延長することを決定した。」とDIAG委員会のMasoum Stanikzai委員長は語り、以前のデッドラインに間に合うようにこのプロジェクトのすべての目標を達成することができなかったと付け加えた。

何千人もの武装勢力を武装解除し、平和と発展を推進するというアフガニスタン最大のプロジェクトは、「強情な軍閥首領」や弱体な治安機関、そして地域の「テロリストのネットワーク」によって妨げられたと、Stanikzai氏は語った。

「武装勢力指導者と軍閥首領たちは、いまだに軍事力と暴力的手段によってコミュニティの支配を維持しようとしている。」とStanikzai氏は語った。

「さらに、我々が武器を押収している一方で、アフガニスタン外部に供給源を持つテロリストのネットワークは継続して反乱軍や他の犯罪者たちに再び武器を渡している。」と彼は付け加えた。

DIAGにより、これまでに約34,709件の武器と340,036箱の弾薬が押収された。しかし、何百人もの非合法武装集団が政府の手が届かない国内各地に存在していると、DIAG当局は推定している。

DDRには2億5千万ドル以上が使われた。しかし、DIAGの段階では、非合法武装集団は解体と引き換えに公式な経済的、政治的報償を得ることができない。

結果として、DIAGは議論の余地がありかつ困難なものであったと当局は認めている。「ムジャヒディンの指導者たちは、ある時はDIAGをいいものだと言い、またある時はムジャヒディンの武装解除について警告する。」とStanikzai氏は語った。

弱体な法の執行

最近行われた共同調整管理会の会合で、参加者は強力かつ信頼できる法の執行機関が確立されない限り、アフガニスタンが効果的にDIAGを実施することはできないということで意見が一致した。この管理会はアフガニスタンコンパクトに向けた進展を監督する役目を負った、アフガニスタン政府、国連、及びドナーの代表からなる。

国際ドナーは人員7万名の陸軍と、人員8万名の国家警察部隊を2011年までに造り上げることで合意した。

しかし、強力に法を執行する能力が欠如しているため、すべての非合法武装集団を解体するという2007年のデッドラインは非現実的であると、DIAGの進展を監視しているアフガニスタン議会のNoor Ahmad Akbari議員は語った。

「警察も軍も法律を執行する力もない田舎の村で、いったいどうやって武装集団を武装解除し解体することができるのか。」とAkbari氏は雄弁に問うた。

他方、Stanikzai氏は政府と国際ドナーは、国内の治安機関の確立と合わせてこのプロジェクトを延長することにしたと認めた。

「DIAGが武器を押収し武装集団を解体した後は、我が警察並びに軍がこの空白を埋めて治安を保つことができるようにならなければいけない。」と彼は語った。