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アフガニスタン:汚染された水が下痢の増加の原因と思われる

2007年7月11日ヘラート(IRIN)

アフガニスタンの多くの地方で発生し、飲料水の水源を汚染した最近の洪水が、全国で増加が報告された下痢症状の原因である可能性が最も高いとみられている。

過去3週間で、1万人以上の急性下痢症状の人、主として子供が、カブールを含む4つの州の病院で治療を求めた。

「過去6週間、1日に200名から300名の下痢患者が、そのほとんどが子供だが、当病院を訪れている。」と北部のバルフ州にある病院の院長Abdula Rawof Feroghが7月10日に語った。

過去5週間にダイクンディ州(中部アフガニスタン)とバルフ州のいくつかの地区で少なくとも20名の死亡が報告されていると、州の保健職員が語った。

突然の発生は国内の他の地域にも波及している。

保健省(MoPH)の当局者によれば、西部のヘラート州では過去3週間に3,800名以上の患者が胃腸障害の治療を求めた。

南部のヘルマンド州は治安が悪いために援助、開発の活動が広範に妨げられているが、州都Laskargahの病院を訪れる下痢患者が毎日80名にも達すると地元の医療関係者が語った。

ホースト、カンダハル、ナンガハールの各州の州保健当局者は、数百件の下痢症状を確認した。IRINは前述の各地域の比較対象となる前年以前の数字を入手できなかった。

保健省スポークスマンAbdullah Fahimは、女性と子供がとくにこの病気にかかりやすいと語った。「入院した患者のほとんどが5歳未満の子供である。」と彼はカブールにてIRINに語った。

原因

最近の猛烈な雨と洪水によって、多くの州で大規模な破壊と水源の汚染が発生した。

洪水の被害を受けた州の人々は、屋根のない井戸や池や沼など飲料水の水源がすでに長期の干ばつの影響を受けていたところに、泥水や汚染された水によって破損または汚染されたと語った。

清潔な水がないことのほかに、季節の果物や野菜をきれいな水で洗わずに食べることも、この問題の主要な原因と考えられている。

「非衛生的な状態で料理され保存されるとき、食べ物も下痢の原因となる。」とFahimは語った。

世界保健機構(WHO)によれば、下痢は人から人にも伝染し、個人の衛生状態が悪いとより悪化する。

WHOによれば、下痢はほとんどの場合胃腸の感染によって引き起こされ、世界中で毎年2百万人以上の死者がでており、そのほとんどが低開発国または発展途上国の子供たちである。

とくに乳幼児、小さな子供、栄養不足の人、免疫力の弱い人は、体内の液体成分が失われるため、下痢で命を脅かされることがある。