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中央アジアとアフガニスタンがオープンソースソフトウエアについて討議

2007年7月10日ニューデリー(IANS)

中央アジアとアフガニスタンのソフトウエアの開発者、学者、開発グループ、政策決定者がタジキスタンの首都Dushanbeで、自由無料オープンソフトウエア(FLOSS)がどのようにこの地域に役立つのかを検討するために会議を開いた。

FLOSSは制約なしに、使用、研究、変更が許されているソフトウエアである。特許ソフトウエアとは異なり、エンドユーザーが原作者と同様の自由を持てるように、制約無し又は一定の制約付きで、ソフトを変更又は変更なしでコピーや再配布できる。

それは、豊かではない、発展途上の社会に力を与える新しい方法と広く考えられている。

7月6日―7日の会議では、中央アジアでFLOSSに関する国家戦略を作ることに焦点が当てられた。中央アジアとアフガニスタンから約50名のソフトウエア開発者、学者、開発機関、政府の政策決定者そしてその他の情報コミュニケーション技術(ICT)の専門家が出席した。

会議はUNESCO、タジキスタンの世界インターネット政策イニシアティブ、同じくタジキスタンのオープンソサエティ研究所が主催した。

「会議はFLOSSに関する認識を広め、開発目的のためにFLOSSを使用する能力を創り上げることに寄与するであろう。」と当地で出されたUNESCOの声明にあった。

UNESCOが支援または開発したソフトウエアが、インド製のeNRICHを含め、会議で推奨された。知識分野、情報シェアリングと収集、さらに博物館管理に役立つソフトウエアまでもが、強調された。

会議の主要な焦点となったUNESCOによるソフトウエアアプリケーションは、Museolog、Greenstone、Moodle、CDS/ISISおよびインド製のeNRICHなどである。

Museologはウェブ用のソフトウエアシステムで、博物館に関連した情報をカタログ化するのに役立つ。世界標準に基づいた博物館の記録管理の進歩した道具である。

Museologによって、いくつものインターアクティブセッションを統合した記録を作ることができる。未確認、未完成の記録を将来完成させるために保存することもできる。博物館の展示品の写真をアップデイトし、記録の検索、選択も可能で、その他の機能もある。

Greenstoneはデジタル図書館コレクションの作成、配布のためのソフトウエアのセットである。この無料ソフト/オープンソースのデジタル図書館ソフトウエアパッケージは、情報を整理しインターネットやCO-ROMで出版する新しい方法を提供する。

Moodleは無料ソフトの、別名コース管理システム(CMS)、ラーニング管理システム(LMS)、仮想ラーニング環境(VLE)ともよばれるe-ラーニングプラットホームのひとつである。世界中で、2万5千以上の登録サイト、1千万人のユーザー、そして百万のコースがあると標榜している。

そのオープンソース特許とモジュール設計により、多くの人が追加機能を開発することができる。そして開発は世界中に広がった、事業ユーザー、非事業ユーザーがおこない、西オーストラリアのパースに本拠を置くMoodle社がその先頭に立っている。

CDS/ISISはUNESCOが開発、保守、普及を行っている汎用の情報保存取り出しシステムのソフトウエアパッケージである。1985年にリリースされた。

eNRICHは、知識管理用のウエブベースで完全にカスタマイズ可能なソフトウエアである。これを使えば、インターネットで入手可能な情報、知識を見つけ、関連したコンテンツを作成できる。