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IMF常任理事会がアフガニスタンイスラム共和国とのPRGF協定に基づく第2回レビューを完了し、1,720万ドルの実行を承認、そして強化された HIPC

プレスリリース 07/154

2007年7月9日(IMF)

国際通貨基金(IMF)の常任理事会は本日アフガニスタンイスラム共和国の、3ヵ年、8千1百万SDR(約1億2,340万ドル)の貧困削減成長ファシリティ(PRGF)に支援された経済計画の実績について、第2回レビューを完了した。このレビューが完了したことにより、1千130万SDR(約1,720万ドル)の資金実行が可能になる。この結果、協定に基づく資金の実行総額は3千580万SDR(約5千450万ドル)になる。

常任理事たちは、アフガニスタンイスラム共和国が重債務貧困国イニシアティブの決定ポイントに到達するために必要な進展を遂げたことに合意した。このIMF常任理事会決定は7月3日に世界銀行常任理事会が行った決定ポイントに係る書類の審査に続くものである。これらの審議に関するプレスリリースは別途世界銀行と共同で発表される。

IMFに支援された経済計画に基づくアフガニスタンの実績に関する理事会の討議の最後に、副総裁で議長代行のMurilo Portugal氏は以下の声明を発表した。

「難しい治安環境と絶え間ない歳出圧力にもかかわらず、アフガニスタンはマクロ経済の安定を保ち、構造改革のアジェンダに沿って前進を続けている。2006/07年度の実績はPRGFに支援された計画の目標におおむね合致している。」

「GDP実質成長率は、主として農業の立ち直りのおかげで、2007/08年度に力強い成長が予想されている。インフレーションは6%に押さえ込まれたままと期待されている。計画の財政目標は歳入と開発支出の両方を増加させることである。もし歳入が不足した場合、当局は長期の歳出是正を避けることができるように改革を加速する決意である。援助者の強固な支援の継続と公的準備金の十分な残高があることが、外部からの衝撃に対する適切なバッファーになっている。

「この計画が引き続き成功するかどうかは、マクロ経済の規律を維持し構造改革を深めることに懸かっている。財政政策は中期の持続性により大きな注意を払うべきであり、そして中期の財政フレームワークは財政政策のデザインと援助者の関わりの土台を固めることに役立つものでなければならない。歳入改革アジェンダに対する政府全体の支持を再度活気づけ、歳入の基盤をむしばむその場限りの政策を避けることが、歳入動員を強化し計画の財政目標を達成するのに必要不可欠である。政府当局は改革の加速と、それが適切な場合政府所有の銀行や企業を民営化することも、奨励される。」

「現在の金融政策は適切であり、アフガニに対する信認も強まっている。資本証券市場の深みが増すことによって、金融政策の効果も増す。将来を見据えて、当局は銀行の監督を強化し、クレジットリスクを管理するための規制を導入することを意図している。」とPortugal氏は語った。