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アフガニスタン司法会議がローマで開催される

2007年7月2日ローマ(AP)

国連事務総長、アフガニスタン大統領、その他の高官が今週ローマに集まり、アフガニスタンのもろい司法システムを、国内の暴力のただなかでどのように強化するかについて議論した。

月曜日と火曜日に行われる会議は25年以上続いた暴力によってほとんど破壊された司法制度を検証する。戦闘で破壊された建物の再建から、治安判事の研修まで、アフガニスタンに法の支配を確立するという挑戦はたいへんであると専門家は語る。

この会議は非公開の技術パネルから開始される。そこでは正義と人権に近づく方法、立法過程、法を執行する機関の間の調整に議論が集中される。イタリア外務省当局者によれば、司法改革と司法部門に対する資金援助についても集中的に議論される。

「会議の目的は、いかに司法制度がアフガニスタンに民主主義を定着させるための優先事項であるかということを強調することである。」と外務省スポークスマンPasquale Ferraraが、会議に先立って報道陣に語った。

ハミド・カルザイ・アフガニスタン大統領、国連事務総長Ban Ki-moon、イタリア外務大臣Massimo D’Alemaが火曜日に会議で演説する予定である。イタリア首相Romano Prodiは会議の2日目を開始する予定であるが、月曜日にカルザイとの会談が予定されている。

国務次官Richard Boucher、米国の国連大使Zalmay Khalilzad、NATO事務総長Jaap de Hoop Scheffer、国連のアフガニスタン駐在首席Tom Koenigs、も参加者に含まれているとイタリア外務省は語った。

「ドナーの約束が必要である。」とローマに本拠を置く国際開発法研究所IDLOの当局者Geralyn Busnardoは語った。IDLOはアフガニスタンの司法制度再建を援助してきている。

「今後5年間の計画、それは必ずしも包括的で完璧な戦略である必要はないが、5年後にどのような状態にあるかについて語るある種の計画、そういうものが必要である。」と彼女は語った。「それは過去5年間にうまくできなかったことである。」

刑務所の改革と法律研修が議題に含まれている。会議は法律を執行する機関の間の調整を改善し、汚職と取り組むための具体的な手段を用意することを目指す。

アフガニスタンの司法制度の主たる課題には、専門家の研修を改善すること、裁判官による法の解釈と適用が一貫することを達成することが、法律学校と裁判所を建設することとともに含まれる。

IDLOによれば、アフガニスタンには約1,400名の裁判官がいる。IDLOは現在、民事事件、刑事事件で個人を代表する民間弁護士を使うことを確立させるべく活動中であると語った。この国ではそのような歴史がなかった。現在、民間弁護士は約200名存在している。

アフガニスタン警察とNATO主導の派遣軍は、再起したタリバン勢力との激しい戦いに直面して、特に南部において苦闘している。

「法の支配と治安についていえば、どちらが先か、鶏と卵の関係のようなものである。」とBusnardoは語った。「国際社会がやろうと決めたのは、両方同時にやるということである。」

イタリアは長いこと、軍事作戦と同時に国家建設の方策を講じなければならないとの立場を維持してきた。

2007年には、イタリアはアフガニスタンの司法分野を再建するために1千347万ドルを割り当てた。主としてインフラ、法律研修のためである。外務省によればさらに1千818万ドルを拠出する計画である。

ローマ会議には、パキスタンのような地域の当事者たちも、ヨーロッパ各国の外務大臣、NATOやEUの代表、米国、世界銀行、アジア開発銀行の代表団とともに参加した。

イタリアはアフガニスタンに2,000名の部隊を派遣し、カブールとヘラートの間に展開している。